上の写真はSUGOI-neで植えたCymbidiumの地植え。
こういう栽培は、これまでは土壌病害菌で株が腐ることから出来なかった。
ラン栽培といえば、棚の上で栽培し、土壌病害菌が鉢に進入することを防いできた。
SUGOI-ne栽培を6年行って、ようやく自生地と同じようにラン菌が支配者になっているエリアを
温室内に再現することが出来た。
これに伴って、腐敗病の発生が年次ごとに減少し、地植え栽培が世界で初めて成功した。

ランも農作物のように、農業にまで発展すると・・・
必ず病気が発生するようになる!
必ず多収穫を目指すようになる。
多収穫イコール肥料・・・・多肥栽培になる!
この窒素を多量に含んだ土壌に病害菌が生息するようになる。
自生地は貧窒素土壌だから病害菌が大繁殖することはない。
そして、何回も書くように地表は材木腐朽菌(ラン菌)が支配するエリアである。
土壌病害菌のほとんどは、この材木腐朽菌が主役の地表では負け組みの菌である。
だから、多年草も同じところで永年元気に生き続けることが出来る。

農業の畑、ラン栽培の鉢とは、全く異なる生態系が構築されている。
この自生地の生態系を再現できる唯一の用土がSUGOI-neである。

畑に・・・自生地の生態系を作ることが・・・株の周囲のみでも作ることが出来れば・・・
作物を病気から護ることが出来るのでは・・・・。

宇井清太は希望をもっている。
植物におけるバイテク。
20世紀の1960年。
フランスのモレル博士が、ランの組織培養によるメリクロン技術を開発したときから、
バイオテクノロジー・・・が脚光を浴び、ITと並んで時代をリードし、
遺伝子操作、細胞融合まで進化した。
ラン界におけるメリクロンという技術が、ランを一つの産業まで発展させた。
農業では遺伝子組み替え作物が、食料危機の切り札とまでなっている。

さて、現在最も進んだバイテクの研究は何か????

現在植物内生菌・・・エンドファイトが、植物栽培、作物栽培でクローズアップされてきた。
農業現場で深刻な問題が土壌病害菌である。
耐性品種、農薬で土壌病害菌と戦ってきたが、なかなか撲滅に至らない。
こういう病害菌は、現在の農業システム・・・無機化学肥料農業という、
世界の人口増加・・・食料増産に化学肥料を当てるシステムに大増殖するという、
いわば、現代の農業に密着した病菌だからである。
例えば、ナス科植物、トマト、ナス、ピーマンに猛威を振るう青か枯れ病。
この菌は100から200もの植物を犯す。
根絶が非常に難しい菌である。
腐敗病菌・・・・。
ラン科植物でも胡蝶ランの切花栽培を絶滅させたのは・・・株腐敗病である。
消毒ではとめることが出来ない。
株が老化した時、爆発的に温室内に蔓延する。
つまり、優秀な交配親を保存、維持できない!
こういうことでアメリカのコチョウランの有名蘭園は昭和40年代で姿を消した。
ラン菌の生息しない用土で肥料を与えて栽培したからである。
そういうことで、現在の胡蝶ラン栽培は、病気の発生前に出荷する鉢物になってしまった。
ランの愛好家は、農業などにほとんど関心がないから、
宇井清太のSUGOI-ne開発が、単にラン用の用土だと思っているようである。
とんでもない視野狭窄である。
このラン菌による炭素循環栽培法の理論は、本当は農業を目標に構築している。
どうせ研究するなら「大志」である。
趣味のラン、ランの世界などで通用しても、農業に適用、通用しない理論などは、
大した物ではないからである。
農業に通用してこそ本物の理論になる。

リービッヒの無機化学栄養理論も、農業、食料増産が目的の理論である。
4世紀から18世紀までの1400年間、ヨーロッパの食料は増産されることはなかった。
慢性的な食料不足。
フランス革命も・・・高邁な理念ではなく・・・端緒は食料不足である。
そういうことで、リービッヒは・・・食料増産に化学肥料の製造法まで発明した。
それを園芸、ランに転用しているだけである。
作物が素晴らしい生育するのであれば、草花、ランでもそうなるのではないか。
そういうことで、ラン用の肥料も開発されたに過ぎない。
それでランに与えたら病気がでる。
農業と同じ悩みがラン栽培にでた。

自生地では病気で植物が絶種することはない。
何故なのか????
自生地には枯れ落ち葉、植物死骸を分解する材木腐朽菌が生息している。
地球の地表は材木腐朽菌が支配するエリアである。
このエリアは病害菌が負け組み菌であり、ほとんど生息できない。
こういうエリアを、植物と材木腐朽菌が共生関係を結びながら構築してきた。
それが自生地における植物の生態系である。
つまり、現在深刻な問題になっている農業における土壌病害がない!
ならば、このシステムを農業に応用すれば土壌病害の問題は解決するのではないか。
しかし、畑に自生地の生態系を構築することが出来なかった。
SUGOI-ne。
ようやく、可能性がある・・・・。

開発してから7年。
多くの植物に使用して見ると、土壌病害菌が生息できない土壌になることがわかってきた。
苗を植えるとき、植え穴にパラパラSUGOI-neを撒く。
これだけで、トマト、ナス、ピーマン、メロン、キウリ、スイカ、白菜、キャベツ・・・・・タマネギ・・・・
そういう作物が、土壌病害菌による病気が少なくなることが実証されてきた。

宇井清太のCymbidiumで例を示す。
 以前は、軽石、バーク、クンタンなどで肥料を与えて栽培してきた。
 このときは、株腐れ病が多発し、貴重な交配親を失った。
 SUGOI-ne栽培6年後、病気は非常に少なくなった
 それを写真で示す。
HOME      BACK

kouza 1cr

ラン、植物の最先端のバイオテクノロジーは??? 
   
        生態系栽培を可能にしたSUGOI-neである

           
           農業における土壌病害菌防除に新技術 
           SUGOI-neの目的は農業における土壌病害菌削除である。